STAGE1 | 何にもないから何でもできる!

STAGE1

↑そういう世の中なんです(200円)

久々の休日。以前店長をしていた店でアルバイトとして働いていた友人に会う。同い年で、いつか何かすごいことをすると言っていて、今はドッグアドバイザーの勉強をするとか。久しぶりに会った人が変わっていると、とてもうれしい。なぜなら、今日までの数々の逸話は、魔法使いの成長日記よりもスリリングであり、刺激をうけるからだ。


《1回表》
かくして、ノンキャリアながらインテリアの世界に入門した私は、掃除から学びました。雑貨を拭いたり、家具の毛玉をとったり、というものではなく、まずは床です。一日何百人と訪れるその店内の床は当然汚れる。「生活感がでてしまうと、購買意欲は下がってしまう、だから大切な仕事なのだ」と教わり、床を掃除し始める。

一日中、床を掃除していました。職人の世界などで、一生懸命与えられた下積みの仕事をこなしていけば次に進めるというのを見聞したことがある、きっとそういうスタイルなのだと。けど、それだけでは足りなかったのだと後に反省することになります。でも、それはまた後日の話。

《1回裏》
不思議なもので、何故その仕事があるのかという理由付けを知っていると、仕事の取り組み方が変わってきます。楽しい、つまらないなどでは判断できなくなるのです。この手法は、従業員を動機付けする際に今でも自分自身が行っています。「~をやりなさい」よりは「●●だから~をやるのです」と伝えたほうが、従事する人間は、自分の仕事に意味を見出すのです。例えば、多くのスタッフに、手を洗わないといけない決まりを伝えたい。そのときにどう伝えるか?方法によって結果は全く変わってきます。