STAGE2 | 何にもないから何でもできる!

STAGE2


急な、ご連絡が、、。先日お店でパーティーをなさったお客様が店内で転倒されたらしく、検査の結果、骨を痛められていたとのこと。不幸にも私が不在の時だったのと、そのときは、気遣いでスタッフにも何もおっしゃらなかったというので、さあ大変。明日静岡までお見舞いにいくことになりました。せっかく楽しんでいただいたのに、何日も故障した足をみるたびに後悔されるのは非常に遺憾です。何ができるかわかりませんが、とりあえずいかねば!


《2回表》
何日も、地道に働くも、なかなか新しい仕事がもらえません。傍らで同期の年上の人は、いつの間にか雑貨の検品作業に!なぜ、自分は何もさせてもらえないのだろう。気持ちは積もって行きました。 ある日、その同期の人と話す機会を作って、率直に自分の疑問を伝えました。すると、「自分で何かしたいことは伝えたのかい?毎日の仕事の中で、先輩のしていることをどれだけ吸収したか言えるかな?」

次元の違う話をされたようで、とても恥ずかしくなりました。いつかなにか「もらえる」と考えていたこと自体が間違いだったのです。どう?私はこんなにがんばってるよ!見て!と、当たり前のことを誇らしげに繰り返していただけだったのです。

考え方を変えて、お店の人全員の動きをメモするようになりました。こうしていると、毎日新しいことを学んでいる。という気持ちになります。

チャンスは自らが冒険した代償に、不平等に訪れることと信じています。スタッフが病欠の日、つもり積もったダンボールの前で、1つチャンスをつかみました。「掃除終わりました。納品、手伝います。」

仕事も多岐に渡り、何をしようかと考える時間も、さほどなくなってきました。そんな時、先輩からアドバイスをうけました。「人が気づかないところを気づけるようにならないとね」。それはまた、後日の話。

《2回裏》
「新しいフィールドに手をつける楽しさを教える」
誰だって、毎日同じことを繰り返していたら、モチベーションは下がります。仕事は慣れたころが一番質が落ちる。私は幸い、人を見て次のステップにいく楽しさを教わりましたが、これを意図的にできることがマネジメントでは必要なのではないでしょうか。

長く管理職を続けていると、相手を気遣って、「これ面倒くさがるだろうなあ」「自分でやったほうがいいなあ」と考えるようになります。関係を維持するためにもと、自己犠牲になることもありますね。でも、それはこちら側の思いつきであるケースが多く、大抵は新しい仕事に、人は興味を持ちます。

思えば日本的年功序列。これ、収入が大幅に上がるわけではないですが、徐々に自分の仕事がステップアップすることが約束されている。非難の声があがることがしばしばですが、私は結構、よくできた企業成長を支える基盤であると考えています。未熟な成果主義だと、給料が上がらないだけでモチベートが下がりますからね。いずれお金がないと動かなくなる。

脱線しましたが、私はこの「キッカケ作り」が大切だと思うのです。一字一句正しい表現を求めるマニュアルよりは、事前にこのレベルにきたら、この仕事を与えよう、というガイドラインのほうが価値があります。 相手の成長を約束できる準備ができたら、それは素晴らしいマネージャーだと思いますね。まだまだ、自分も未熟ですが、、、。