STAGE6 | 何にもないから何でもできる!

STAGE6

↑ほんと、かっこいい
今月は半ばまで休みがなし。少しだけでも娯楽をと、映画をみる時間を作っています。「スティング」を見ました。メルギブソンの「マーヴェリック」など、だまし系では金字塔なのではないでしょうか。子供のころ一度見ただけなので、内容を忘れていて、改めてみると、「えっ?あー、そうなん!?」という感情の起伏は健在。最近の愛を叫ぶ映画などに食傷気味の方にはおすすめです。


《6回表》
「そろそろ、店内在庫を把握して発注を手伝ってもらおう」
いよいよ、雑貨稼業らしい仕事につかせてもらえるチャンスが到来。

あがり(勤務終了)の時間から、裏方にこもって在庫をメモしていきました。
そこで、店長の言葉「やってるね。でも、タイムカードは押してからじゃないとね。ここからは勉強の時間だよ。これからやるのは仕事だから、言葉で伝えて任せられる作業じゃない。お金が絡んでくるんだ。なのに、その前段階で、君の勉強のためにお客様からもらったお金を使うのは矛盾していると思うがどうだい?」

はっとしました。確かに、これはお金が支払われるべき時間ではない。
自分が仕事を任せられる状態に行くまでの、いわば練習。
ほんの7・800円でも、それを稼ぐために何本歯ブラシ売らなければならないか。自分の思慮のなさに反省しました。

それからはなるべく時間を作って、「勉強」を増やしました。勤務時間に入ったときに、持つべきスキルと知識を用意してスタートできるように。

ファミレスのシステム化された発注作業とは違い、いつ売れるかわからない雑貨の発注は、とても繊細なものでした。でもそれはまた、後日の話。

《6回裏》
「仕事と勉強の垣根を明確にする」
人件費。原価と並ぶ、頭を悩ませる原因の数字です。
計画してシフト組みしても、伸びたり、売上げがついてこなかったり。
まして、トレーニングをしたいときなどは、余計に人件費を投入しなければ
なりません。

この「垣根」を明確にするには、綿密なスケジューリングと伝達が必要です。

例えば、
①君に●●ができるようになってもらいたい。
②それに使えるお金は○時間分の時給。
③だから、ここまでは事前に知っておいてほしいので、この書類を読んできて ほしい。
④つまり、○の時間帯で覚えるのではなくて、準備をしてそのときに実践に
 入れるようになってほしいんだ。できるかな?

という具合です。これを
「今度、●●をやってもらうから、そのことだけ頭に入れておいて」
と完結してしまうと、当日に「さー、どうすればいいかなあ」ということになって、結局「勉強」で大半の時間が消化されてしまいます。
相手が何も知らないということを忘れずに段取りを組むことが大切ですね。