STAGE9 | 何にもないから何でもできる!

STAGE9

こんな問題をスタッフに出されました。

3人で1つのホテルに泊まります。1泊15ドル。3人は5ドルずつ
出し合い、部屋に行きました。

その後、支配人が今は5ドルサービスのキャンペーンをやっているのを忘れていたため、ベルボーイに彼らに返金してくれと5ドル渡しました。

ベルボーイは3人では5ドルを割り切れないと、2ドル懐に入れ、3ドルを部屋に持って行きました。

さて、3人は1ドルずつ返してもらったので一人4ドル。4×3人で12ドル。ベルボーイが懐に入れたのは2ドル。それらをあわせても14ドルです。
残りの1ドルは?

これ、昔聞いたことがあって、結局答えは知らないままだったんです。今、考えてみると、すぐに答えることができて、、、。考え方って変わるんだなとしみじみ思いました。


《9回表》
カテゴリー担当、小さなピラミッドで言えばトップになるということ。
それは、もううれしいことでした。ただし、与えられたミッションは、今まで管理してきた、バスグッズでもなく、ステーショナリーでもなく「照明」でした。

ぶっちゃけ、わかりません。実家の電気など、パルックだし、電球の種類すらわかりませんでした。戸惑いながらもまず全商品のチェック。在庫の把握、
メーカーの特定に奔走しました。

いわずもがな、雑貨屋の商品は全てがオリジナルのものではありません。よく「あそこの照明かわいいよね」とか「ここのじゃなきゃやだ」と言う声をうかがいますが、生産のコストを考慮すると、とりわけ照明はメーカーに依存するので、ハンズなどの品揃えが豊富な店に同じものがあるケースは多いです。

そつなく発注、在庫管理、商品問い合わせができる状態をつくることが、自分にとっては最善の方法と判断し、自分なりに「よくやっているな」と酔うほど、その体制作りに尽力しました。

しかし、力のベクトルが少々ずれていた。それはある日の出来事で痛感します。それはまた、後日の話。

《9回裏》
「権限委譲⇒具体的な成果指標を」
1つのセグメントを丸ごと委任する。相当、大きな決断です。相手のこれまでの功績、人柄、スキルを見定めて決定するのが常ですが、「これまで」だけで丸投げするのは、大変危険で、お互いのためになりません。

委任することで、どういう状態になってほしい、してほしいを明確に伝えることが肝要です。それがないと、委任初期のスタートダッシュが、仕事への慣れで終始してしまうのです。

「今、どんな状況だい?」
「はい、だいぶ慣れてきました」

ほしいのは、そういう反応ではないですよね?