何にもないから何でもできる! -3ページ目

んー、部屋が夢の島

今日は早く仕事が終わったので、部屋の片付けをする。とはいえ、もう朝方なのでお隣に迷惑をかけないように静かに静かに。ふと気づいたのが、やはり部屋の模様替えをするときは音楽がないと燃えない。こういう都合のいいときばかり「No Music No Life」というよくできた謳い文句を思い出し、呪文のように独り言を繰り返す、、。


私は大学在学中に、インテリアのお店に働き口を求めて活動していました。商学部でマーケティングを専攻していた自分は全くの素人。何故、インテリアの世界に身を委ねようとしたのかは別の話。今日は、そんな「畑違いの世界に飛び込むとき」の私なりの考え方を話します。

私はあまり「自分はすごい」とか「秘めたる才能がある」とか、ないものを信じ込むことができない性格なので、新しいことに踏み出すときは人一倍足取りが重いです。とある理由でインテリアの世界に踏み込もうとしたときも、周囲の人はみんなセンスがあって、いろいろな経験があるんだろうなと、行動を起こす前からトーンダウンしていました。

でもその時、一つの考え方を自分なりに創ることで、道を切り開くことができたのです。何ももっていないからこそ考えられる、至極楽観主義な考え方。それは「門戸は狭いのでなく分厚いだけ。だからその厚みを克服する覚悟があれば、必ずゲートを潜り抜けることはできるはず」というものです。

とにかく扉をたたき潰せ!とせんばかりに、ぶつかっていきました。お店の店長さんにアポイントを取って、どうしてもこの世界に入りたいので働かせてもらえないかと打診する。学生は無理だと言われて、さらに何度か昼間挨拶しに行って、時間に都合がつけられることをアピールしたり、、。今考えるとだいぶ気持ち悪いですね、自分自身。

でも、やってみるもので、数日後に連絡がもらえました。「集団面接があるから、一応参加してみないか」と。巨大な要塞を切り崩したみたいな感覚で、それはもううれしかったですね。

面接当日。ランドマークのカフェで10時。少し早めに現地に着くと、20人以上の希望者達。面接の自己紹介が始まり、素性を聞けば元モデルとか店長やってましたとか、うわーっって思いましたね。自分とはかけ離れた世界の人々と比べられるのかと。

必死で考えました。何かウケを狙うか、まじめをとりえに切り出すか。いろいろ考えていてもローテーションは進んで行く、、、。結局、バカ正直に話したんです。「自分は学生です。何も経験がありません。でも、ここにいる誰よりも、使命感を持っていて、熱意を持っているという自信はあります!」と。

そんなことを口に出した手前、しり込みもできず必死でアピール。終わった時の後悔といったらなかったです。なんで俺こんなに口ベタなんだろうって。

口に入れたコーヒーもこぼしてしまうような放心状態で、数日が経ち、この道をあきらめかけたときに一本の電話をもらいました。「本当は学生はナシなんだけれども、試してみたい、明日から来てくれるか」

かなりダラダラと綴ってしまいましたが、これが私の生き方を大きく変えた出来事なのです。何もないから何でもできる。そう考えられた一瞬なのです。

さて、ようやく望むべき世界に身を置いたものの、何も経験がない私は、ここでたくさんのことを学びました。でもそれはまた後日の話。

ブログをスタート

思い切ってブログを開設しました。

私は、外食産業で会社員をしています。以前は家具・雑貨販売をしていて
どちらも未経験でとりわけ専門的な何かを学んでいたわけでもありません。
大学を卒業することはできましたが、まじめに勉強していたとは正直、、。
1つだけ自信があるとすれば、いつも「挑戦する権利」を得るために奔走していたこと。
何をやっても最初は失敗ばかり、でもやってみればいつか形になる。
これから日々記録していくことは、そんな私の経験・失敗談などです。
何かの特効薬になるとは思えませんが、こういうやつもいるもんだなと
リラックスはしていただけるのではないでしょうか。